DIYで棚を作る!鋼製束とOSB合板を使ったオーディオラック

DIYで作るラック 鋼製束×OSB合板

大きなプリンターとオーディオが置ける2段の棚をDIYで製作しました。

作り方と使用した部材について書いていきます。

鋼製束を使いオーディオ用の棚をDIYで作る!

オーディオラックをDIYで作る目的

プリンターとオーディオを収納できるラックを探していたのですが持っているプリンターが大きいため、市販されているものでは中々見つからない。
あっても数万を越えてくるようなものばかりで、デザインも兼ね備えているようなものはなかなか無い。

だったら作ってしまおうと木造住宅の床を支える部材、鋼製束を使って、実際にオーディオラックを作りました!

主な使用材料は鋼製束とOSB合板

鋼製束とOSB合板

使用した材料は以下の通りです。

  • OSB合板12mm (92cm×45cm)      ¥1,188
  • 鋼製束(37~53cm)×4本           ¥2,284
  • ビス                              ¥465
  • 鋼製束の間に挟むゴム            ¥498

かかった費用は合計で¥4,435になりました。¥5,000以内に収まったので、結構安く済みました。

OSB合板はプレスした木片を接着剤で固めた合板です。強度もありながら、木片の素材がむき出しで、なおかつ模様や色合いも個性があるので、DIYでよく使われます。

値段は構造用合板と同程度です。

購入したOSB合板(1820×910)はホームセンターで指定のサイズにカットしてもらいました。

今回も前回製作したベッドフレームと同様に鋼製束を使います。

鋼製束は使い勝手が本当に良くて、値段も安いため気に入っています。

鋼製束は城東テクノというメーカーのものを使用しています。城東テクノのホームページには鋼製束の施工の方法や注意点が丁寧に載っているので、そうした面を含め信頼して使っています。

僕が鋼製束を使うメリットは以下の通りです。

鋼製束のメリット
  • 住宅の床を支える部材なので強度と耐久性がめちゃくちゃ高い。
  • 工業製品のため精度が高く、安い。(一個500円程度)
  • 加工の手間が要らず、ビスで止めるだけ。
  • 簡単に伸縮できるので、高さを後からでも調整できる。
  • 微調整がしやすく、水平が合わせやすい。
  • 木材と使うと異素材感がカッコいい(主観)

以上の理由から鋼製束はDIY向きだと勝手に思っています!

鋼製束

鋼製束は中心の軸をくるくる回して高さを調整します。だいたい15cmぐらい伸縮するので、使い方が変わってもある程度は対応できます!

棚を固定してからでも高さを変更できるところが良い。

鋼製束を使いDIYで棚製作!

まずは鋼製束にゴムを貼っていきます。必要無い気もしますが、束の接地面積を広くして安定性や防振性能を上げるためにやっています。

DIY棚 鋼製束にゴム接着

鋼製束 ゴム切り出し

鋼製束 ゴム接着

ゴムの接着完了!

次は、OSB合板に鋼製束をビスで固定していきます。

鋼製束をOSB合板に固定

強度を考える上では、角材などを使って合板と固定した方が良いのですが見た目があまり良くないので、今回は直接合板に鋼製束をつけていきました。

しかしここで問題が発生!!

インパクトドライバーでビスを止めていくと10mmのビスでは合板にしっかりくい込まず、グラグラになってしまい挙げ句にはネジ穴を潰してしまいました。鋼製束とゴムの厚みで3~4mmはあったので、その厚みを全然考慮できていませんでした。

DIYには失敗がつきもの。。。トライアンドエラーということで、方法を変えてトライ!

ビスを12mmのものに変えて、下穴をしっかり開けてから固定していきました!

桐 下穴加工

DIY棚 鋼製束をOSB合板に固定

これが作業効率を上げてくれてビスの固定が簡単になった上に、鋼製束を固定する強度も強くなりました。

下穴大事です。。。そもそも端に角材をつけて合板と角材を固定すればもっと簡単で強度も出せましたが、棚の表面にビスやボルトを出したくなかったので、そこはこだわりました。

ラックの組み立てと微調整

鋼製束が設置できればあとは高さを調整していくだけです。

鋼製束 締め上げ 固定

予めラックの高さを決めていたので、その高さに鋼製束をくるくる回して鋼製束を固定していきます。

高さの調整は鋼製束の中央の軸をくるくる回すだけなので簡単です。

水平器 シンワ測定

固定したあとに、水平器を使って微調整していきました。DIYをする場合、水平器は水平・垂直を出すのにほんと重宝します!

水平にはこだわりたいので、時間をかけて微調整しました。

こういう時、鋼製束は微調整が簡単なので水平を合わせやすいです。ばっちり合えば完成!

鋼製束とOSB合板を使ったオーディオラックが完成!

鋼製束とOSB合板のDIY棚完成

鋼製束とOSB合板のDIY棚完成

鋼製束とOSB合板のDIY棚完成

ついに棚が完成しました!
めちゃくちゃシンプルな構造の棚ですが、OSB合板の素材感と鋼製束がマッチしていてとても可愛くできたと大満足です。

製作時間は2時間程度で、予算は5,000円以内に収まりました!

高さ・幅はすべて測って作っているのでどこにも無い新しい棚を作ることが出来ました!DIYの醍醐味ですね。

床と柱だけの構成と素材感が個人的に気に入ってます!

鋼製束とOSB合板のDIY棚完成 使用図1

鋼製束とOSB合板のDIY棚完成 使用図2

強度についてですが、高さが50cmほどになるので上の棚を揺らせば少し揺れますが大人が座ってもしっかり安定しています。
椅子で使う場合は角材などで補強すべきですが、オーディオラックとして使用するには全く問題無さそう。

音楽を鳴らしてみても変な響きや振動も無いので、棚としての役割はしっかり担ってくれています!

オーディオラックがずっと欲しかったので、求めていたものがようやく作れて大満足です。

鋼製束はやはり良いです!

 
↓鋼製束を使って、ベッドフレームもDIYで作っています。