中古で購入した正規品セブンチェアが壊れました。
ヤコブセンによってデザインされた不朽の名作セブンチェアですが、製造後10年ぐらいで接着剤が剥離し、このように椅子と脚部が分離してしまうことが起きるようです。
セブンチェアの修理方法についてまとめました!
フリッツハンセン セブンチェア正規品の修理について
中古でセブンチェアを購入する場合は注意!正規品は10年程度で壊れる事がある
フリッツハンセン正規品のセブンチェアを中古で購入後、自宅のダイニングチェアとして使用していました。
ちょっと伸びをしようと背もたれに力をかけたところ、ガコッと嫌な音がして壊れました。
セブンチェアの座面と脚部が見事に分離してこのような状態に。
本当にまさかでした。
セブンチェアの正規品は結構な額がするので、精度や強度は高いだろうと思って購入しましたが、あっけなく壊れてしまいました。
10年くらい経つと接着剤の強度が落ち、負荷がかかると分離してしまうようです。
接着剤とビス一つだけで止めているので当然なのかもしれないが、この接着はそもそも弱すぎでは無いかと疑ってしまう。
10年くらい経過した中古のセブンチェアやアントチェアを購入する場合は要注意です!できれば脚部のカバーを外して接着状態を見てみましょう!
10年以上前に製造された製品かつ、中古で購入したものなので前の持ち主がどんな使い方をしていたかもわかりません。なので正規品の質が全て悪いという意味ではもちろん無いです。
しかしネット上では同じ壊れ方のセブンチェアが多数。。。
セブンチェアのデザインや座り心地は本当に気に入っているので修理方法を模索することに。
セブンチェアの修理方法は大きく分けて3つ
修理方法は調べてみた結果、3つあります。
- 購入店・家具屋に依頼する
- フリッツハンセンのオフィシャルリペアパートナーに依頼する
- 自分で直す
他にもあるかもしれませんが、僕が調べてみたところ、この3つが主でした。
対処法や修理方法などを案内してもらえると思うので、新品で購入された方は購入店に相談するのが最善だと思います。
信頼できる家具屋があれば相談するのも良いですね。
僕は時間もあるので、自分でセブンチェアを直したかったのですが、どうも壊れ方が酷かったようで内部の接合部品がバキバキになっていました。
自分で修理されている方のサイトなどを見てもこの部分を加工して接着している例が多かったです。
このアタッチメントが無傷なら穴開け加工し、接着剤とビスで強固に接着できそうなので、フリッツハンセン公式にこの部品が手に入らないか確認してみました。
公式からの返答は、「一般客へカタログに載っているもの以外の販売はできません」とのことでした。
円形のアタッチメントは手に入らず、自分での修理は断念しました。。。無情
フリッツハンセンのリペアパートナーにセブンチェアの修理を依頼
オフィシャルリペアパートナー、キルト工芸へ修理依頼
信頼ある家具屋も知らなかったので、フリッツハンセン青山本店に修理について問い合わせました。
フリッツハンセンは、セブンチェア正規品の販売元です。問い合わせると「リペアパートナーに修理依頼して下さい」とキルト工芸を紹介されました。
同様に正規セブンチェア販売店のSEMPREに問い合わせましたが、同じくキルト工芸に依頼して下さいと案内されました。
フリッツハンセンのオフィシャルリペアパートナーのキルト工芸に修理依頼をしたので、その流れを記録します。
正規品しか修理できないようで、正規品の見分け方は座面の裏面にフリッツハンセンのシールが貼ってあるかどうかです。
まずは見積もり依頼
「椅子の状態と修理についてキルト工芸に連絡して下さい」とフリッツハンセンから言われていたので、椅子の状態と見積もり依頼をメールで送りました。
キルト工芸のメールアドレスは、フリッツハンセンから教えていただきました。
すぐにキルト工芸から連絡が来て修理見積もりがきました。
- 修理代金 ¥12,800
- 往復配送料 ¥8,800
- 合計 ¥21,600
おぉ。。セブンチェア中古購入額を超えている。。なんだか虚しくなりました。。
配送料は東京都内からキルト工芸(神奈川県川崎市)です。大きいものはどうしても高い配送料がかかってしまいます。
お近くの場合は自分で持ち込むとかなり安く済みます。
またセブンチェアの壊れ方によっては修理代金も変わってくると思いますので額は参考までに。
2週間程度で修理は終了
キルト工芸が配送業者(ヤマトらくらく家財便)を手配してくれるので、希望日時を伝えてチェアを引き取ってもらいます。
キルト工芸に到着後、正式な額のお知らせが来ました。額は見積額と同額で済みました。
期日までに銀行振込にて払込みを済ませる。
キルト工芸はメールの対応が早く、気になることがあればすぐに答えてくれたので信頼できる対応をしていただきました。
2週間後、修理されたセブンチェアが戻ってきました!!やはり可愛い!美しい!!素敵!!
修理中の写真などが無いので若干不安でしたが、しっかり修理していただきました。
接合部のアタッチメントが新しくなり、接着剤と10個のビスで接着された強固ぶり!これでかなり頑強になったと思います。
座ってみても変なガタツキは一切無く、安定感も増して座り心地が良くなった気がします!
キルト工芸さんありがとうございました!大事に使っていきます。
まとめ
セブンチェアが壊れてどうしようかと戸惑っていましたが、結局フリッツハンセンのオフィシャルリペアパートナーのキルト工芸に修理してもらいました。
かかった費用は配送料込みで約¥21,600、納期は2~3週間程度です。
本当は自分で修理したかったのですが、接合部の円形パーツが手に入らず自分での修理は諦めました。
また必ずしもキルト工芸で修理してもらう必要は無いと思います。
近くに信頼できる家具屋さんがあれば、そこに依頼するのもありだとと思います。
事実、セブンチェアの修理についてネットで調べてみると、丁寧に修理されている家具屋さんが沢山あります。
もし関東に住んでいなかったら近場で信頼できそうなところに修理をお願いしたと思います。
配送料があまりかからなくて済むし、なによりまた何かあった時に相談しやすいからです。