「ほんとにおもしろい」おすすめ漫画 50選

「ほんとにおもしろい」おすすめ漫画 50選 2019年版

漫画が好きで、毎年かなりの量を読みますが、本当に面白いとおすすめできる漫画を厳選したので、紹介します。

2020年に書いたものなので、面白い漫画に出会えば、随時修正・追記していこうと思います。

漫画、それは日本の芸術。

「ほんとにおもしろい」おすすめ漫画50選

Dr.STONE(連載中)

ドクターストーン おすすめ漫画紹介

優れたビジネス書
今、ジャンプで連載している漫画の中で、個人的にはドクターストーンが一番面白いと思っています。

人類すべてが突然石化してしまい、文明が消滅した中でようやく石化から復活した主人公・千空が、石化の謎解明と人類復活を成し遂げようとする物語です。

科学が大きなテーマで、文明の利器が何も無いなかで、原始的な素材から装置や機械を作っていくところは大人でも楽しめます。構成が壮大過ぎるように感じますが、物語が面白すぎて、この先どうなるんだと純粋にワクワクできる漫画。

超有能主人公の千空がありえないような目標を次々と企てて、適切な人材を配置し、当人の力を十二分に発揮できるような環境作りや言葉をかけ、次々と難題を解決していく冒険譚です。まさにこれは「優れたビジネス書だ!」と読んでいて勝手に思いました。(笑)千空さんの元で働きたい!

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ハンターハンター(休載中)

ハンターハンター おすすめ漫画紹介

鬼才・冨樫先生の代表作
ハンターハンターは休載で有名ですが、漫画自体は王道バトルでありつつ、登場キャラの魅力・作り込まれた設定にどんどん惹き込まれます。

主人公ゴンと親友キルアが成長していく物語が大枠ですが、幻影旅団やゾルディック家など、登場人物一人一人が主役になるような濃い魅力があります。

冨樫さんのストーリーは斜め上をいくというか、ストーリーの展開が予想もしない方に転がっていくので読むほどに惹き込まれていくような中毒性があります。

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幽遊白書(19巻完結)

幽遊白書 おすすめ漫画紹介

少年誌バトル漫画の金字塔
名作中の名作。
終わらせ方がちょっともったいなかったと思いますが、本当に面白いバトル王道漫画。
冨樫さんの魅力のひとつは、敵キャラにあると思います。


戸愚呂弟 幽遊白書

戸愚呂弟100% ©冨樫義博/集英社


仙水忍 幽遊白書

仙水忍 ©冨樫義博/集英社


戸愚呂弟のストイックさ、仙水忍の繊細さ、ただ悪い奴なんじゃなくて、どうしてそうなったのかを知りたくなるような。そんな心に突き刺さるキャラクターが多いです。

僕は情に厚い桑原が大好きです。

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レベルE(3巻完結)

レベルE おすすめ漫画紹介

既視感の無い、ゾクゾクするSF漫画
全3巻なのでさくっと読めます。
宇宙規模のSF物語ですが、宇宙人の描き方に変なリアリティがあり、見たことも無い物語がどんどん展開していくのにゾクゾクします。
冨樫先生のエッセンスが詰まっているといってもいい。
ここで描かれていたものが、ハンターハンターで利用されていたんだなとわかります。
ちょっとオカルトちっくな面もありますが、幽白とハンターハンターが好きなら絶対に楽しめます!

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我らコンタクティ(1巻完結)

我らコンタクティ 本当に面白い漫画紹介

最高の読後感
1巻完結の潔さと、最後まで続くテンポの良さ。
夢のような目標を掲げ、周りを巻き込みながら、実現していく物語。
癖のある絵に、リアルな物語がハマって凄く面白かったです。
導入からクスッと笑えて、主人公カナエちゃんの守銭奴っぷりが潔い。

我らコンタクティ 森田るい 講談社 おすすめ漫画紹介

©森田るい/講談社

相棒かずきくんのエピソードと挙動がいちいち面白い。
最終話への盛り上がりは、映画を観ているようなスペクタクル感がある。

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スラムダンク(新装版 20巻完結)

スラムダンク おすすめ漫画紹介

こんな奴らと部活やりたかった
名作中の名作。スポーツ漫画の1番を選べと言われたら迷わずスラムダンクを選びます。

スラムダンクの魅力は、その画力にあると思います。
最後の山王戦では、ほとんどセリフもナレーションも入らないコマばかりですが、本当にすぐそばで試合を見ているような、熱いドラマを間近で見ている感覚になります。
手に汗握りながら、最後は泣きました。
湘北のメンバーは癖が強いのに良いやつばっかりで、自分も湘北メンバーに入りたいとすら思えてきます。

2018年に新装版コミックスが発売されました!

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ブルーピリオド(連載中)

ブルーピリオド 山口つばさ おすすめ漫画紹介

絵に出会ってしまった。
秀才かつリア充だけど、どこか物足りない主人公が、絵に魅せられて美大を目指し始める漫画。

絵画がどうやって構成されているか、どうやって上手くなるのかが丁寧にわかりやすく描かれているので、絵画を知らなくてもめっちゃ楽しめます。
何より主人公・八虎が、秀才がゆえに悩みつつも努力と情熱で絵に取り組む姿勢に共感できる。

最新刊まで読んで、これぞ「漫画の醍醐味だよなあ」と思える良い漫画でした。
自分の知らない世界を垣間見せてくれて、さらに自分もその世界に入り込んだような気持ちにさせてくれる。
美大や美術部のことって実際に体験してないと知らないと思いますが、絵の描き方から、良い絵とは何かについて上手く描かれてるなあと唸りました。

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ビースターズ(完結)

ビースターズ おすすめ漫画紹介

動物たちが織りなすヒューマンドラマ
2018年「この漫画がすごい大賞」に選ばれていたので、何気なく読んでみたらめちゃくちゃおもしろかった。
文字通り、動物が人間のようにふるまう青春学園漫画です。動物たちがシリアスにふるまうほどおかしかったり、ふいに人間世界の核心に触れる。

作品の構成自体は、王道で使いふるされたものですが、設定や作り込みがおもしろいので、王道をやればやるほど邪道になっていくおもしろさがあります。
また肉食動物と草食動物が”理性”で共存する環境の中で、肉食の横暴性や草食の群衆化が上手く描かれ、人間の特性や心理も皮肉っているようなシニカルさがあるので、深みがあります。

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魔風が吹く(5巻完結)

魔風が吹く おすすめ漫画紹介

お腹の中にスマホを埋められた
2019年にブレイクするんじゃないかと密かに思っている漫画。
九州地方が舞台で、震災を背景に置きながら、何者でも無かった主人公が事件に巻き込まれていく。謎の医者に突如拉致され、体にスマートフォンを埋め込まれ、医者から司令を言い渡される。

展開が読めないし、現実世界に起きた話のようなリアリティがあるので物語に惹き込まれます。
番頭と呼ばれる裏社会の人間の手のひらで踊らされるのか、それとも裏をかけるのか、人間臭い部分の描き方がユーモア溢れていてすごくいい。
完結してしまいましたが、全体を通して実際に起こっていたことのように緊張感を持って読めました。

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ブルージャイアント(10巻完結 続編連載中)

ブルージャイアント おすすめ漫画紹介

どこまでもジャズにまっすぐな男
何を隠そう、僕はこの漫画を読んでテナーサックスを始めました。
ブルージャイアントの魅力は、主人公、大のひたむきな努力と憎めない人柄です。
成長の過程をしっかり描いてくれるのが良い。
初めてのライブってめちゃくちゃ失敗してしまうんです。そういう部分をしっかり描かれているのは、作者の石塚さんがバンドをやっていたと知って、すごく納得しました。

ブルージャイアント 石塚真一 小学館

©石塚真一/小学館

“ここぞ”という瞬間の描き方が本当に上手いので、ジャズライブを生で見ているような感覚になります。音楽をやっていた人は絶対共感できるので、ぜひ読んでほしい。
人生や仕事をもっともっと頑張ろうとさせてくれる漫画。
また表紙が、ジャズレコードのように洗練されていてカッコいいのも魅力です!

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岳(18巻完結)

岳 おすすめ漫画紹介

山とコーヒー好きならマスト
山が好きならマストな漫画です。
山岳救助隊の話ですが、山の厳しさ、楽しさ、美しさ、すべてを丁寧に描いています。
山で遭難した人々が描かれますが、生きることに向き合うこと、死ぬ怖さ、そういったものをありありと描いているので、刺さります。
そうしたシリアスな面を主人公・三歩がほどよく、ほぐしてくれる。
山のような男。

山を登っているときって、「なんで登ってるんだろ、帰りたい、しんどい」という気持ちになってきますが、登頂してしまえば、頂上が気持ちよすぎて、すべてを忘れます。
そういう感覚を呼び起こしてくれる山漫画。
山に登りたくなる。

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アイアムアヒーロー(22巻完結)

アイアムアヒーロー おすすめ漫画紹介

冴えないおっさんが人類存亡をかけた戦いに挑む
ある日、人間が次々とゾンビに感染し、とんでもないパンデミックが起こる。
漫画家としてさえない主人公の鈴木英雄がゾンビ(通称ZQN)に立ち向かっていく。
英雄がいちいち後ろ向きで妄想世界に逃げるのですが、自分を奮い立たせてゾンビに立ち向かっていく姿は見ていて爽快です。

ゾンビに立ち向かうために徒党を組んだ人間模様の描き方がリアルで、素晴らしい。
本当に極限状態になったらこういうことしちゃいそうだなと、ハラハラしながら読めました。

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弱虫ペダル(連載中)

弱虫ペダル おすすめ漫画紹介

アキバで鍛えたケイデンス
自転車のスポーツ漫画ですが、ここまでロードバイクに焦点を当てたものは今まで無かったと思います。
超オタクの主人公が、秋葉原に通って身に付けた凄い脚力をギャグ展開に見せながらも、本気でロードレースにうちこむ友人たちに魅せられて、どんどん成長していく物語です。

自転車の専門用語も出てきたりしますが、読者にわかりやすく描かれているので、自転車に興味がなくても入り込めます。
登場キャラがユニークな必殺掛け声を持ってて、それも魅了。
画力がめきめきと上がっていくのも見どころだったりします。

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東京喰種/東京喰種re(14巻/re16巻 完結)

東京喰種 おすすめ漫画紹介

人の間を揺らぐ
人間しか捕食できない喰種(グール)。
人と喰種の間を揺らぐカネキくんがもがきながら、答えを導き出そうとする姿には、訴えかけてくるものがある。
王道のバトル漫画で、ダークファンタジーながらも、キャラそれぞれの思想や姿勢が瑞々しく描かれ、作品の深度が深いです。

正義はどこにあるのか“、根源的な問を描きだそうとする倫理的な問題と娯楽的なストーリー性がうまくブレンドされています。
物語が加速していくので、時間を忘れて読めるほんとに面白い漫画。

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ヒカルの碁 (23巻完結)

ヒカルの碁 おすすめ漫画紹介

囲碁歴1000年
とっつきにくい囲碁を題材にした物語なのに、熱くなれる漫画!ストーリーの上手さとキャラクターデザインの上手さが上手く絡み合っているからでしょう。

囲碁をまったく知らなかった主人公ヒカルが、碁の天才藤原佐為に取り憑かれたことで碁の世界に惹き込まれていく。
小畑さんの絵がめちゃくちゃ上手くて丁寧。ふとした表情の描き分けがハッとするほど巧く、感情や物語の展開にのめりこめる。
とにかく、登場人物が切磋琢磨しながら、神の一手を極めようとする姿勢や思いには感化されます!おじいちゃんやおじさんキャラの描き方も上手い!

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ゴールデンカムイ(連載中)

ゴールデンカムイ おすすめ漫画紹介
変態の次にはさらなる変態が!
次は、どんな変態が出てくるんだぁと楽しみながら読める漫画です。
冒険的要素、グルメ要素、歴史的要素に加えて、アイヌという北海道の民族を掘り下げている深みもある。
とてつもなくおもしろいエンターテイメント漫画だけど、単なる娯楽では終わらず、ドラマの見せ方がうまくて、読む味わいのある素晴らしい漫画です。
啓蒙的にならず、民族の文化や特色を、さらっと説明してくれるのも良い。

ゴールデンカムイ 野田サトル/集英社

©野田サトル/集英社

絵が本当に上手いので、何気なく描かれた北海道の自然にも圧倒される。
基本的に変態ばかりが出てくる漫画ですが、ストーリーの骨組みや、民族的な知識やグルメの描き方が丁寧でおもしろい要素がてんこ盛りです。
何よりアシィリパちゃんが可愛い。
今連載中の漫画で、一番おもしろい。

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波よ聞いてくれ(連載中)

波よ聞いてくれ/沙村広明 本当に面白いおすすめ漫画
出版物の限界、”声”に挑む
ひょんなことから、酔っ払って喋った失恋話をラジオに流され、あれよあれよとラジオDJに。
普通の物語だけど、凄みがある。今にも人を殺しそう雰囲気なのに、日常。あの沙村さんなのに、日常漫画。それだけで面白い。

ぶっとんだ内容をマシンガントークで話すミナレさんに惹かれるのはもちろんですが、ミナレさんの声が聞こえてくるような感覚があります。キャラの作り込みや絵のスピード感によるものだと思いますが、漫画を読みながら話を聞いているような凄みがある。
そして各話のタイトルが怖い。

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彼方のアストラ(5巻完結)

彼方のアストラ/篠原健太 本当に面白い漫画紹介

緻密に作られたミステリー宇宙SF漫画
物語が進むにつれて段々謎が解き明かされていくのにゾクゾクしました。
宇宙船でいろんな星を旅する、学生たちの物語ですが、ほんとに自分も一緒に旅をしているようで読み終わってしまうのが寂しかったです。

読みはじめは、ポップな漫画だと思っていましたが、実際にはめちゃくちゃ丁寧に練り込まれたミステリー漫画でした。
伏線とその回収が本当に見事で、何度も読み返して気づくことも多かったです。
全5巻なのでサクッと読めて読後感もめちゃくちゃ良い!
読者のことを考え抜いた良作。

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めぞん一刻(新装版 15巻完結)

めぞん一刻 おすすめ漫画紹介

ほのぼのラブストーリーの頂点
もう名作中の名作。神々の漫画。
未亡人の管理人さんに恋い焦がれるポンコツ大学生五代くんのラブストーリー。なんですが、管理人さんの天然なのか、計算なのかよくわからない言動に五代くんは何度も惑わされつつも、なんともいえない距離感のまま時間が経過していくのが見てて面白いです。

アパートの住民がとんでもない人ばかりで、えげつないことを繰り返す四谷さんが最高だったり、酒飲みの一の瀬さん、ふしだらな朱美さんなど同居人がめちゃくちゃおもしろい。
何も考えずにだらだら読めるほんとに面白い漫画。

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ピュ〜と吹く!ジャガー(20巻完結)

ピューと吹く!ジャガー おすすめ漫画紹介

とにかくシュール
ギャグ漫画を一つ選べと言われたらピューと吹くジャガーを選びます。
ほんとにくだらないことが多いですが、何も考えずに読めるいい漫画。

シリーズを通して、登場人物が活躍し続けるので、愛着をもって読み進められる。
ハマーさんが主役になる回は、毎回のように爆笑してました。
シュールな笑いをとことん追求した漫画は、ジャガーさんが一番だと思います。

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宇宙兄弟(連載中)

宇宙兄弟 おすすめ漫画紹介

宇宙飛行士を目指す兄弟の物語
宇宙飛行士への道筋が丁寧に描かれているストーリー。
出来の良い弟とそれに卑下する兄の葛藤が丁寧に描かれています。くすっと笑える部分も、泣けるドラマもたくさんあって、本当に楽しめる王道中の王道漫画。
熱い気持ちをもって、宇宙に向かっていく人間を描いているので、読んでいる方も自然と熱くなります!
仕事に向かう気持ちや姿勢を高めてくれる本当に良い漫画!

心に刺さる名言も多いです!
人を動かすためには、どんな言葉が必要なのか。選びぬかれた言葉が多くて刺さりました。
人生や仕事、勉強を頑張りたいときに力をくれる漫画です。

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ROUTE END(8巻完結)

ROUTE END おすすめ漫画紹介

猟奇殺人鬼と特殊清掃人
寿命で孤独死した人や自殺した人の部屋を清掃する特殊清掃。

猟奇的な殺され方をした死体の清掃をするところから物語がどんどん動いていきます。
犯人はどういう意図があって、死体をバラバラにして文字を作っているのか。
闇を抱えた怪しい人物が増えてきて、誰が犯人なんだろうとゾクゾクと惹き込まれます。

作品が淡々と描かれているのとは対象的に、グロテスクな描写や過激な部分もあるが、「人はなぜこんなことをするのか」を徹底的に描こうとしている良作。
グロテスクな描写が多いので、苦手な方は注意。

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バカボンド(休載中)

バカボンド おすすめ漫画紹介

“強さ”とはなにか
絵の描写力が桁違いです。
宮本武蔵を描いた作品ですが、絵のタッチ、描写、凄み、全部が、絵から伝わってきます。
井上さんの作品は、人物が生きてる。目の描き方が他の漫画家と違う。
作品としてのストーリーが面白いというよりは、人物の生き様や思考がどのように変わっていくかという過程の面白さがある。

「”強い”とは何か」を徹底的に追い求める武蔵が至る境地とは。
禅問答みたいなところもありますが、大人も読んで楽しめる傑作です。

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嘘喰い(49巻完結)

嘘喰い おすすめ漫画紹介
めくるめく、化かし合い
「あんた嘘つきだね」を決め台詞に、どんなギャンブルにも打ち勝っていく嘘喰い。
ギャンブルの頭脳戦が丁寧に描かれていて、見どころはギャンブルの設定です。結構とんでも設定が多いですが、廃墟ビルから脱出できるかだったり、単なるババ抜きがここまでドキドキするのかという設定と演出が本当に上手いです。
なんといっても命を賭けて繰り広げられる高度な頭脳戦が魅力。

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火の鳥

火の鳥 おすすめ漫画紹介

100年先でも読める漫画
「漫画の神」、手塚治虫の作品です。
手塚以前、手塚以後。
アルファにしてオメガ。
どんな言葉を持ってしても、手塚治虫の作品は語り尽くせないと思います。
彼が、”漫画”というメディアを根底から変えたと言われるのも納得がいきます。

火の鳥 手塚治虫 おすすめ漫画紹介

©手塚治虫/手塚プロダクション

火の鳥は、生命をテーマに過去・現在・未来を描いたSFですが、もう描写力・ストーリーすべてが脳髄をえぐって刺激されるような面白さで満ちています。
神の作品はキャラが弱いといわれますが、ストーリーや物語のドライブのさせ方がもうとんでもなく上手い。
壮大な映画を見たような、そんな不思議な気持ちです。

まだ手塚作品を読んだことないって人はぜひ!
凝縮された宇宙体験を、漫画で味わえます。

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アドルフに告ぐ

アドルフに告ぐ おすすめ漫画紹介

映画のような動く漫画
神の作品その2。
好きだったハンバーガー屋さんにあった漫画をたまたま読んだのが読むきっかけだったんですが、「これは漫画じゃない映画だ」と思った。
ナチス・ドイツのヒトラーの秘密を巡って、錯綜する日本とドイツの話ですが、物語やドラマがどんどん進んで劇的に面白くなっていきます。

登場人物が異様に増えていきますが、物語の終盤には見事なまでに収束されていく。ストーリーの広げ方とたたみ方がめちゃくちゃ上手い。
絵というよりも、動いた絵を見ているようなそんな凄みがあります。

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きりひと讃歌

きりひと讃歌 おすすめ漫画紹介

悲劇と人
神の作品その3。
僕は、神の作品の中で「きりひと讃歌」が一番好きです。
モンモン病という、人間が動物になっていく奇病が題材。

主人公の医者が、上の圧力から悲劇に巻き込まれどん底に落ちていきます。
悲劇の中で、人がどう立ち上がっていけるのか。何を生きる希望にしていけばいいのか。
彼の生き様や姿勢に惹きつけられます。
人といかに向き合っていくか、人間の醜い部分をエグいほど克明に描き出している傑作です。

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聲の形(7巻完結)

聲の形 おすすめ漫画紹介

心情の変化を丁寧に描く
障害といじめ。
この問題を徹底的に描き出そうとしている漫画。
少しえげつない部分もありますが、描写や表現が誠実に描いているのが刺さりました。
いじめの描写は、どうしてもネガティブで嫌な気持ちになってしまうけども、人の感情の揺れを徹底的に描こうとする姿勢がみえて、読んでいて引き込まれました。

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ジョジョの奇妙な冒険

スティール・ボール・ラン おすすめ漫画紹介

“黄金の精神”とは
神々の一人、荒木先生の漫画です。
一言でいうならば「黄金の精神を持った人間の物語」。
絵が苦手っていう人も多いと思いますが、人間の弱い面、脆い面、強い面、強くあろうとする面など、人を根本から描こうとする部分が面白いです。

ぶっ飛んだキャラが多いのも魅力ですが、セリフや言葉の力が凄いです。
「だが、断る」
「ロードローラーだぁ!!」
「このジョルノ・ジョバーナには夢がある」
「ナプキンをとれるものが決めている!」
などなど挙げだすとキリが無いです。文脈がわかれば、セリフの”凄み“がわかります。
黄金の精神を持った人間の生き様には痺れっぱなしです。

一応繋がってはいますが、ジョジョは1~8部ごとに話が異なるので、どの部から読み始めても大丈夫です。
初めてジョジョを読むなら、7部スティール・ボール・ランから始めるのがおすすめです。
黄金の精神を持つ人という意味が、”心”で理解できると思います。

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寄生獣(新装版 10巻完結)

寄生獣 面白いおすすめ漫画2019

生命には等しく生きる価値がある
数ある漫画の中で一番好きな漫画。
寄生虫に乗っ取られた人間は、同じ種類の生物しか食べられない。つまり人間を乗っ取った寄生虫は、人間を食料とする。
人間を脅かす存在を描くことで、人間の姿や思想をあぶりだそうする漫画。

残酷でグロテスクな表現もありますが、主人公の相棒となる寄生生物ミギーがほんとに可愛いので中和してくれます。
自分の常識や考え方を根底から揺るがしてくれるような、強烈な漫画体験ができる。

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ヒストリエ(連載中)

ヒストリエ おすすめ漫画紹介
ドラスティックな人生
古代ギリシアを舞台にした歴史漫画。
面白すぎて、漫画を読む手が止まらなくなった作品。
新刊が出るのに2年くらいかかるので、先が気になる人は読まない方が良いです!完結してから読みましょう。
寄生獣もそうですが、岩明先生の作品は、人間の生き方・考え方を根本から問おうとするので、心に深く突き刺さってきます。

古代ギリシアの戦争や奴隷の話が多く絡みますが、「どうして人間は人間たりうるのか」根源的な問が作品と深く関わっていて、何度も反芻して読める傑作。

ただ、次の巻が気になってしょうがなくなるので注意。

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デスノート(12巻完結)

デスノート おすすめ漫画紹介

漫画史上稀に見る知能戦
アイデアの上手さ、描写力、人物の心理描写、もうどれをとっても完璧なまでの面白さ。
「ノートに名前を書かれた人間は死ぬ」というアイデアで、ここまで魅力的な人物たちを作りあげたのはほんとにすごい。

Lとライトの心理・頭脳戦は何度読んでもおもしろい。
ちょっと文章が多いので読むのに時間がかかりますが、時間を忘れて読める傑作。
小畑さんの絵がほんとに上手いので、人物に真実味が生まれ、とんでもアイデアなのにすんなり受け入れられる。
2000年代の最高傑作じゃないかなと思います。

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バクマン。(20巻完結)

バクマン。 おすすめ漫画紹介

いかにして漫画で成功するか
デスノートのコンビ、大場さんと小畑さんの作品。
絵の上手い真城と秀才のシュージンが、ふとしたきっかけで漫画家を目指すようになり、漫画家として大成していくサクセスストーリー。

バクマン 大場つぐみ 小畑健 集英社 おすすめ漫画

©大場つぐみ/小畑健/集英社

漫画家に焦点を当てた作品なので、編集と作家の関係性、少年ジャンプのシステム、漫画がどのように生まれているのかなど、未知の世界を知れる魅力があります。

バクマンの魅力は、徹底的なリアリズムにあると思います。
才能や運だけで成功する漫画的な成功ではなく、どうすれば自分たちが成功できるのかを徹底的に考え、努力する姿勢が丁寧に描かれています。
たくさんの挫折や失敗の上に、努力を重ねたことで真城とシュージンが成功していくのが嬉しいし、共感できる。
読んだ後に、自分も仕事や勉強を頑張ろうと思える良作。

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キングダム(連載中)

キングダム おすすめ漫画紹介

売れてる、ビジネス書?
史実『史記』を元に描かれた歴史系の超人気漫画。
秦の始皇帝になるまでを描いた超大作です。作品の魅力は、作品展開のドライブ感。
初期は、作品がめくるめくスピード感と主人公たちが命がけで使命をまっとうしようする部分に惹かれます。
何度も戦場が描かれるので、兵法や将軍たちの智力戦や命がけで戦う姿に圧倒されます。

キングダムの一番の魅力は、キャラの目が生きているところ。絵柄が濃い目で少し癖がありますが、読み始めれば気にならないほどのめりこめます。
2018年には、「今、一番売れてる、ビジネス書。」としても広告されました。(企画した広告会社GOさんの発想力凄すぎ)

キングダム 今、一番売れてる、ビジネス書。 おすすめ漫画紹介

「今、一番売れてる、ビジネス書。」©原泰久/集英社

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プリンセスメゾン(6巻完結)

プリンセスメゾン おすすめ漫画紹介

単身女性が家を買う
一人の女性がマンションを買うまでのストーリー。
登場人物みんなが、愛すべき人柄で、何気ない人がただ素朴に描かれている作品。なのにちょっとしたユーモアがあったり、その人の楽しさを持っている。
例えるなら、NHK72時間ドキュメントを見ているような、そんな感覚になります。

プリンセスメゾン 池辺葵 小学館 おすすめ漫画の紹介

©池辺葵/小学館

また絵の余白の描き方がうまくて、人物の余韻や心情の微妙な感じ方を読者に想像させるような、今まで読んだことないような作品でした。
音の少ない上質な映画を見ているようで、冬の朝にそっと読みたい漫画です。
余白を魅せてくれる稀有な漫画。

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サマータイムレンダ(連載中)

サマータイムレンダ おすすめ漫画紹介

夏と島とタイムリープ
何度も同じ時間を繰り返す、タイムリープもの。
自分に殺されていく、サスペンス少年漫画。

海で溺れて亡くなった幼馴染の葬式のために、島へ帰郷した主人公・慎平は、幼馴染が殺されたかもしれないと知らされる。それから慎平の周りで次々と不可思議な現象が起き始める。

主人公と同じ目線で、謎を解いていくような面白さがあって、次に何が起こるんだろうとドキドキしながら読めます。
同じ時間を繰り返すことで、だんだん影の全貌や目的がわかってくるようで、わからなくなる。物語が重層的で、スリリングな謎解き漫画です。

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イノサン(10巻完結+続編連載中)

イノサン おすすめ漫画紹介

フランス革命の死刑執行人
画力アンド画力!圧倒的なまでの絵の上手さ。もう絵だけで痺れまくり。
1ページ1ページが、ひとつの作品のような美しさ。
フランス革命期に、死刑執行人を努めたシャルル=アンリ・サンソンの物語。

幻想的な絵と、グロテスクな死刑の執行が絡みあい、凄まじい表現が展開されています。
当時の死刑は、民衆に罰の意識を植え付けるのと同時に、娯楽の要素もあって、公開処刑でした。
四肢にくくりつけたヒモを馬に引かせたり、熱して解けた鉛をかけたりとかなりグロテスクだったようです。
目をそむけたくなるような面も多いですが、死刑反対の立場で死刑を執行していたサンソンの葛藤や心情の機微が、エンターテイメント性豊かに描かれています。

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ちおちゃんの通学路(9巻完結)

ちおちゃんの通学路 おすすめ漫画紹介

アサシン ちお
とにかく笑える漫画。
ちおちゃんというゲームマニアの女の子が、通学中に出くわすとんでもハプニングの数々を、いかにして乗り越えていくかというくだらない漫画ですが、頭を空っぽにして笑えます。
ちおちゃんはゲーム脳なので、なんでもゲームととらえていくのですが、なんでもない日常をおもしろくするユーモアのセンスに脱帽です。

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ピンポン(5巻完結)

ピンポン おすすめ漫画紹介

「僕の血は鉄の味がする」
卓球を題材にした学園スポーツものですが、個性の強いキャラクターたちの魅力にやられます。
憧れや劣等感などの様々な感情を丁寧に描かれているのがいいですね。
松本さんの絵は少し癖がありますが、その癖がどんどん良く見えてハマってくる。
窪塚洋介主演の映画もめっちゃくちゃ良くて、大好きです。

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結界師(35巻完結)

結界師 おすすめ漫画紹介
子を想う親
先祖代々、妖(あやかし)から土地を守ることを義務付けられている結界師。

不思議な力が宿った土地、神佑地(しんゆうち)には妖怪が集まってきたり不思議な土地がある。そうした不可思議な力と妖怪退治の話なんですが、結界によって封印していくというバトルが非常に面白い。
悪い妖怪がいれば、味方かどうかもわからない妖怪がいたり、キャラデザにもワクワクします。

特筆すべきは、バトル漫画でありつつも、キャラの心情描写や葛藤を描くのが本当に上手い。
主人公の母・守美子さんの不器用な親の愛情には泣きました。
妖を封印していく漫画なのに、テーマは親子や兄弟なのが、痺れました。

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明日ちゃんのセーラー服(連載中)

明日ちゃんのセーラー服 おすすめ漫画紹介 
圧倒的フェティシズム
いけないものを覗いてしまったような、そんな罪悪感を感じさせる。純真無垢な少女たちが描かれてます。絵がうますぎる。

特筆すべきは、美少女の描写力。作者のフェチというか、こだわりの凄さが徹底的過ぎて面白かったです。セーラー服のシワの質感、人間の身体の描き方、女性の髪の揺れ方など、凄まじい。
漫画というより、画集として読むとおもしろいです。とにかく絵への執着が凄い。

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亜人(連載中)

亜人 おすすめの漫画紹介
不死身には生きづらい世の中
死んでも蘇る、人とは異なる人。それが亜人。
実験材料にされ、まるでモルモットのように扱われていた亜人を亜人が助けるところから物語は始まります。

自分が亜人であるかは、寿命以外で死ぬしか無いので、一生亜人だと気付かない人間もたくさんいて、自分が亜人だと気付くのは事故死したり、自殺、他殺されたとき。設定がまずおもしろいです。

ありえないような展開になっていくのに、描き方が淡々としているので、そのギャップがおもしろい。
元軍人の佐藤さんと主人公・圭との知能戦とバトルが痺れる。躊躇なく死ぬのがとにかく新鮮。虐げられた亜人たちの団結や離反など、人間味溢れる部分も見どころ。

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蟲師(10巻完結)

蟲師 おすすめ漫画紹介
むしの知らせ
中世日本の農村や山が舞台。
蟲によって引き起こされる不思議な現象の数々。
蟲と戦うわけでも、蟲を退治するわけでもない。蟲を知り、いかに共生できるか、いかに関わり合うかをそっと教えてくれる蟲師。
通底する世界観や絵の雰囲気がずっと心地よいです。

泉鏡花の『化鳥』や『高野聖』に通ずる部分があって、大人向けの日本昔話を読んでいるようで、面白かったです。日本のノスタルジックな趣を感じられる部分が多く、うっとりします。

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吉祥寺だけが住みたい街ですか?(連載中)

吉祥寺だけが住みたい街ですか おすすめ漫画紹介
体験型、部屋探し
ファンキーな不動産屋が、東京のニッチで魅力ある街を紹介していく話。
不動産屋が、一方的に街の魅力を伝えるんじゃなくて、一緒に街の魅力を見つけていくスタンスが非常に良い。

家を探すときって、そんなに無い。
どうやって街の良いところや住みやすさを見つければいいのかという視座を、間接的に教えてくれる良い漫画。
ちょうど引っ越し前に読んでて、勉強になりました。

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ゴールデンゴールド(連載中)

ゴールデンゴールド おすすめ漫画紹介
気味が悪いほどミステリアス
ほんわか系の漫画だと思って読み進めていくと、一気にミステリー漫画に変わって、裏切られます。
お地蔵さんが、島の様相を徐々に変えていきます。

お地蔵さんはいったいなんなのか。
疑問を残したまま、島の人々を変貌させていく。
全く先が読めないし、不気味だけど妙に引き込まれる。ネタバレになるのであまり書けませんが、とにかく面白い。
個人的に、今一番注目しています。

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おやすみプンプン(13巻完結)

おやすみプンプン おすすめ漫画紹介

現代版「人間失格」
どん底に何度も落とされる闇漫画。
プンプンと呼ばれる鳥のような見た目をした少年が大人になるまでの青春を描いた漫画。絵が凄く上手いのに、プンプンという存在のギャップにやられます。

伊坂幸太郎氏の評「前衛でありつつ王道を走り抜ける」がしっくりくる。
確かに、これが”プンプン”という不可思議な存在でなければ、ここまで面白くなかったと思います。
普通の家庭に、恵まれた友人、どこから差がついたのかわからないけど、いつの間にか、みんなは違う世界を生きていた。置いていかれたプンプン。

精神的にかなり落ち込むので、元気が無いときにはおすすめしませんが、人間の汚い部分、自堕落さをこれでもかと描いている。暗いのに、もっと先を読みたくなる。少しドラッグのような漫画です。

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岸部露伴は動かない(不定期連載)

岸辺露伴は動かない 本当に面白いおすすめ漫画
ゾクゾクする奇妙な物語
ジョジョ4部、主要キャラのスピンオフ漫画
一話完結形なのでジョジョを読んだこと無くても楽しめます。
荒木さんの素晴らしい絵と、文字通り奇妙な物語との邂逅。登場人物はだいたいヤバそうな奴ばかり。
ジョジョ好きはもちろん、ジョジョに興味がある人にもおすすめです。
題名通り、露伴先生は何もしません。

2020年12月末に、NHKドラマ化が決まりました!気になる露伴先生は高橋一生さんが演じられるということで、めちゃくちゃ楽しみです。

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忘却のサチコ(連載中)

忘却のサチコ ほんとに面白いおすすめ漫画
めっちゃ仕事して、美味しいもの食べる!
もう単純に仕事して、美味しいご飯!ていうルーティンでしかないのに面白い。

いろんな地方にサチコさんが行くので、こんな料理あるんだと知れたり、ここ行ったことある、と驚くことも。
サチコさんの仕事への献身ぶりや、編集としての仕事の向き合い方も素晴らしく、仕事をバリバリこなしているときとご飯食べてる時のギャップがいいです。

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モブサイコ100(16巻完結)

モブサイコ/ONE 本当に面白いおすすめ漫画
モブなのに
ワンパンマンでも有名なoneさんの漫画
正直、絵は洗練されてないですが、登場人物のキャラの濃さと、胡散臭い人物を描くのがめっちゃ上手い。

モブという地味な中学生が、実は超能力者で、地味すぎるがゆえに、それほど騒がれない。
超能力者としての葛藤や、胡散臭い人たちとの絡みがくだらないんですが、面白い。
胡散臭さの頂点、霊幻師匠が最高です。

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約束のネバーランド(連載中)

約束のネバーランド/出水ぽすか/白井カイウ おすすめ漫画紹介
緻密な頭脳戦とテンポの良さ
読みはじめたとき、カズオイシグロ「わたしを離さないで」のオマージュかと思いましたが、これはこれで漫画だからなしえるものだなと感心しました。

自分たちの運命を知った子供達が、運命に抗おうとするため、大人たちに立ち向かっていく。
子供ながらもIQの高い子供たちなので、大人をいかに欺ける、いかに行動するかなど、テキパキと小気味良くストーリーが進んでいくので、読むのも楽しいです。
テンポの良さが本当に良い。

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PLUTO プルートウ(8巻完結)

PLUTO プルートウ 面白いおすすめ漫画紹介
浦沢直樹のアトム
浦沢さんは手塚治虫の後継者だと勝手に思ってます。
鉄腕アトムを原作に、刑事ゲジヒトを主人公にした物語。

浦沢さんの作品に通底する魅力は、”キャラ”が弱いことだと思います。
キャラが強い漫画は、そのキャラの物語、つまり、他人の生きてる世界を楽しんで見てるっていう状況です。
一方、手塚さんや浦沢さんの作品はキャラが弱いけども、作品の深度も相まって、作品世界が自分事に感じます。

こういう世界だったら自分はどうするだろう、彼は何を考えてたんだろうっていう思索が、漫画を読んだ後にずしんと残る。
小説や映画に近いのかもしれない。
ロボットは、夢を見るのか。

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モンスター(完全版 9巻完結)

MONSTER 浦沢直樹 面白いおすすめ漫画
長編サスペンス映画
物語の導入や、作品世界に引き込む画力、設定は流石です。
手塚作品を読んでるような感覚になる。
ドイツとチェコを舞台にした長編サスペンス漫画ですが、最後まで息つく暇のないほどの緊張感で構成されています。
暴力的な恐怖ではなく、洗脳的な恐怖とそれに立ち向かう意志。

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おすすめの面白い漫画紹介のまとめ

50選をまとめましたが、まだまだ読んだことの無い面白い漫画が、世界には溢れています!

面白い漫画に出会い次第、随時更新していきます!